研究課題
若手研究(B)
静脈血栓塞栓症は、深部静脈血栓による肺動脈閉塞で発症する重篤な循環障害である。臨床研究で抗血小板薬の有効性が示されているが、静脈血栓への血小板の関与は明確ではない。本研究では、血小板の機能発現に重要なVWFとその制御蛋白について検討した。深部静脈血栓症症例を用いた免疫組織化学では、血栓にはフィブリン、血小板、VWF、FVIIIが多く存在した。抗FVIII抗体(中和抗体)は血流フローチャンバー上の血小板粘着凝集を減少させたが、VWF、ADAMTS-13の関与は明確ではなかった。家兎頚静脈血栓モデルでは、FVIIIは静脈血栓サイズを促進し、血小板・フィブリンの陽性面積を増大させた。
すべて 2014 2013 2012
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)
PLoS One
巻: 23
PLos One
巻: 9 号: 1 ページ: e86426-e86426
10.1371/journal.pone.0086426
Pharma Medica
巻: 30 ページ: 21-26