研究課題
若手研究(B)
精神科外来に通院するアルコール依存症を持つ外来患者46名を対象にGタンパク質活性型内向き整流性カリウム(GIRK)チャネル阻害能のあるイフェンプロジル(セロクラール、20mg×3=60mg)を3ヶ月間投与したイフェンプロジル投与群と3ヶ月間対照薬(シナール、200mg×3=600mg)を投与する対照薬投与群を作り、飲酒行動などを評定して比較を行った。その結果、イフェンプロジル群の投与3か月後における飲酒行動の重症度は対照薬投与群よりも有意に低かった。このことから、GIRKチャネル阻害能を持つ処方薬がアルコール依存症患者の飲酒行動を抑制する可能性が示唆された。
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