研究課題
若手研究(B)
成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATLL)は約50%程度に様々な皮膚病変を生じるが、その治療は、皮膚T細胞リンパ腫で行われている治療が踏襲されているが、それらが有効であるかを検討されたことがなかった。皮膚病変に対するくすぶり型ATLLの治療について、皮膚ターゲット治療群、エトポシド内服単独群、両者を併用した併用療法群の3つに分けて、後ろ向き研究を行った。Kaplan-Meier法並びに多変量解析では、併用療法群が最も予後良好であり、エトポシド内服群が最も予後不良という成績であった。以上の結果から、皮疹型並びに治療反応性などの因子を考慮して皮膚病変の治療を行うことが重要であることが示唆された。
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