うつ病と統合失調症患者におけるｍ－ＥＣＴ前後におけるＮＩＲＳ所見に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24791242
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 精神神経科学
• 研究機関: 大阪医科大学
• 研究代表者: 堤 淳 大阪医科大学, 医学部, 助教 (40388278)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円); 2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 電気けいれん療法 / 光トポグラフィー / うつ病 / 統合失調症 / 言語流暢性課題 / 治療学的バイオマーカー / 精神科治療の生物学的指標

研究概要

ECTを施行する際の治療効果判定の生物学的指標にNIRSが臨床検査として活用できるか検討した。うつ病はHAM-D、統合失調症はBPRSを用いて治療効果を評価し、NIRSとの関連をみた。双極I型障害のうつ状態や精神病症状、昏迷を伴ううつ病は、臨床症状の改善に伴いNIRSの積分値も有意に増加した。メンテナンスECT中の統合失調症では、NIRSの前頭葉と側頭葉血流量の積分値減少が精神症状の増悪と一致し、メンテナンスECTを行うことで精神症状の変動に伴い積分値の増加を認める群と増加しない群に分かれ、今後メンテナンスECT終了できるか否か生物学的な指標の一つにNIRSが成り得る可能性が示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] 薬剤性血小板減少症を呈し治療に難渋した双極I型障害の1例 (2014)
  • 著者名/発表者名: 村田恵里奈, 井手健太郎, 堤淳, 康純, 米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 116 ページ: 88-88
• [雑誌論文] 薬剤性血小板減少症を呈し治療に難渋した双極性I型障害の1例 (2014)
  • 著者名/発表者名: 村田恵里奈、井手健太郎、堤淳、川野涼、康純、米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 116 ページ: 88-88
• [雑誌論文] 【非定型精神病の新しい診断基準】生物学的研究への応用 (2013)
  • 著者名/発表者名: 金沢徹文, 川野涼, 富樫哲也, 堤淳, 康純, 米田博
  • 雑誌名: 最新精神医学 巻: 18 ページ: 329-334
• [雑誌論文] 【非定型精神病の新しい診断基準】非定型精神病の評価者間一致度の向上に向けて (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤淳, 久保洋一郎, 山内繁, 金沢徹文, 康純, 米田博
  • 雑誌名: 最新精神医学 巻: 18 ページ: 317-323
• [雑誌論文] 行動異常を呈したI型糖尿病の1例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 丸山惣一郎, 井手健太郎, 堤淳, 川野涼, 康純, 米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 115 ページ: 108-109
• [雑誌論文] 抑うつ状態で発症したがECT 施行後認知症が顕在化した1例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 井手健太郎, 久保田裕子, 塚本琢磨, 久保洋一郎, 金沢徹文, 堤淳, 川野涼, 康純, 米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 115 ページ: 106-106
• [雑誌論文] 統合失調症と摂食障害を示した1例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今村格, 堤淳, 西口昌樹, 川野涼, 康純, 米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 115 ページ: 103-104
• [雑誌論文] Genome-wide associatin study of atypical psychosis. (2013)
  • 著者名/発表者名: Kanazawa T, Ikeda M, Glatt SJ, Tsutsumi A, Kikuyama H, Kawamura Y, Nishida N, Miyagawa T, Hashimoto R, Takeda M, Sasaki T, Tokunaga K, Koh J, Iwata N, Yoneda H
  • 雑誌名: American Journal of Medical Genetics Part B Neuropschiatric 巻: Vol 162 Issue 7 ページ: 679-86
• [雑誌論文] 【非定型精神病の新しい診断基準】非定型精神病の評価者間一致度の向上にむけて (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤淳、久保洋一郎、山内繁、金沢徹文、康純、米田博
  • 雑誌名: 最新精神医学 巻: 18 ページ: 317-323
• [雑誌論文] 行動異常を呈した１型糖尿病の１例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 丸山惣一郎、井手健太郎、堤淳、川野涼、康純、米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 115 ページ: 108-109
• [雑誌論文] 抑うつ状態で発症したがECT施行後認知症状が顕在化した１例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 井手健太郎、久保田祐子、塚本琢磨、久保洋一郎、金沢徹文、堤淳、川野涼、康純、米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 115 ページ: 106-106
• [雑誌論文] 統合失調症症状と摂食障害を示した１例 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今村格、堤淳、西口昌樹、川野涼、康純、米田博
  • 雑誌名: 精神神経学雑誌 巻: 115 ページ: 103-104
• [雑誌論文] Genome-wide association study of atypical psychosis (2013)
  • 著者名/発表者名: 金沢 徹文 他
  • 雑誌名: American Journal of Medical Genetics Part B: Neuropsychiatric Genetics 巻: 162 号: 7 ページ: 679-686
  • DOI: 10.1002/ajmg.b.32164
  • 査読あり
• [学会発表] 修正型電気けいれん療法における光トポグラフィ-検査の有用性に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤 淳
  • 学会等名: 日本神経精神医学会
  • 発表場所: 大阪
• [学会発表] 修正型電気けいれん療法における光トポグラフィ-検査の有用性に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤 淳
  • 学会等名: 日本精神神経学会
  • 発表場所: 福岡
• [学会発表] Effects of CACNA1C rs1006737 on Schizophrenia with prolonged QTc (2013)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Tsutsumi, Takao Kaneko, Hiroyuki Uenishi, Tetsufumi Kanazawa, Jun Koh, Hiroshi Yoneda
  • 学会等名: XXI st World Congress of Psychiatric Genetics
  • 発表場所: BOSTON USA
• [学会発表] 修正型電気けいれん療法における光ﾄﾎﾟｸﾞﾗﾌｨｰ検査の有用性に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤 淳
  • 学会等名: 日本神経精神医学会
  • 発表場所: 大阪ライフサイエンスセンター
• [学会発表] 修正型電気けいれん療法における光ﾄﾎﾟｸﾞﾗﾌｨｰ検査の有用性に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤 淳
  • 学会等名: 日本精神神経学会
  • 発表場所: 福岡国際会議場
• [学会発表] Effects of CACNA1C rs1006737 on Schizophrenia with prolonged QTc (2013)
  • 著者名/発表者名: Atsushi Tsutsumi,Takao Kaneko,Hiroyuki Uenishi,Tetsufumi Kanazawa,Jun Koh,Hiroshi Yoneda
  • 学会等名: XXI st World Congress of Psychiatric Genetics
  • 発表場所: BOSTON
• [学会発表] 修正型電気けいれん療法における光トポグラフィ―検査の有用性に関する検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 堤 淳
  • 学会等名: 第109回日本精神神経学会
  • 発表場所: 福岡