研究課題
若手研究(B)
本研究では、癌診断を目的としたナノキャリア「ラクトソーム」の開発を目指し、その基盤となるI-123やIn-111標識ラクトソームを用いた小動物SPECTイメージングに関する研究を行った。各種標識ラクトソームの合成方法確立やICG標識体による蛍光イメージング、そしてbiodistributionによる体内動態調査等を施行したうえでラクトソームの改良を重ねた。最終的にIn-111-DOTA標識S50-A3B型ラクトソームによる良好な小動物SPECTイメージングを得た。しかし肝臓、脾臓への集積抑制やABC現象の完全な回避など、まだ課題も残されている。
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