研究課題
若手研究(B)
子宮体癌に対するメトホルミンと抗がん薬(シスプラチン)併用の効果を、子宮体癌細胞株を用いて検討した。メトホルミンは、単独添加で子宮体癌細胞株の増殖を抑制し、シスプラチンとの併用により、シスプラチンの増殖抑制作用を増強させた。このシスプラチンの細胞増殖抑制作用に対するメトホルミンの増強作用は、低酸素下で減弱したが拮抗することはなかった。シスプラチン投与中のメトホルミン投与は、シスプラチンの作用に特に影響を及ぼさないが、シスプラチン投与間欠期のメトホルミンは単独で細胞増殖を抑制する。従って、実際に子宮体癌の化学療法時のメトホルミン投与は、治療効果を高める可能性があるものと思われた。
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