研究概要 |
ドライアイに対する治療の選択肢は拡大しているが、ドライアイに対する評価系は少ない。本研究では角膜上皮幹細胞を用いたドライアイ評価系の構築を目的に研究を行った。DMEM-F12, B-27, EGF存在下で幹細胞コロニーが採取でき、これらはPAS染色陽性でありムチンの発現が確認できた。対してERK1,2阻害剤であるFR1800204を用いることで、ムチン発現を抑制でき、かつERK1.2の他にERK5の抑制で細胞増殖が抑制でき、ERK1,2の抑制だけでは細胞増殖に悪影響を及ぼさないことを明らかにし、新たな評価系モデルとして期待できる成果を得た。
|