研究課題
若手研究(B)
口腔扁平上皮癌は強い局所浸潤能を有し、特に顎骨への浸潤は臨床的に重要な問題点となる。そこで本研究目的は、マウス下顎切歯抜歯モデルを用いて、口腔扁平上皮癌 顎骨浸潤モデルを構築し、破骨細胞を誘導するTNF-αシグナルを抑制することにより顎骨浸潤を抑制することである。マウスは10週令の雄のヌードマウス(KSN)を用いて行い、切歯抜歯窩に癌細胞(HSC-3細胞をコラーゲンに浸したもの)を注入し、4週間後にマウスを屠殺した。下顎骨を採取し、μCTなどで3次元画像を確認し、顎骨浸潤による骨吸収を評価したが、残念ながら顎骨浸潤を認めず、顎骨浸潤モデルを作成する自体が困難であった。