研究課題
若手研究(B)
本研究は、酸化ストレスの観点から糖尿病関連歯周炎の病態を調べるとともに、その治療法として酸化ストレス防御機構を応用することを目指した基礎研究である。歯肉線維芽細胞において終末糖化産物(AGE)と歯周病原因子(P-LPS)により、酸化ストレス指標、抗酸化酵素、サイトカインが増加した。またMAPK経路阻害剤がAGEによるサイトカイン誘導を抑制し、KGFが抗酸化酵素を増加させた。これらの結果から、AGEはP-LPSとともに酸化ストレスを誘導し、サイトカインの発現に影響を与え、糖尿病関連歯周炎の病態を悪化させる可能性が示唆された。また、KGFにより酸化ストレス防御機構を促進できる可能性を見出した。
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