研究課題
若手研究(B)
皮膚は膠原弾性線維で構成される固相と膠原線維組織に含まれる血液および体液成分の液相に大別され,いわゆる固・液2相系の多孔質粘弾性材料とみなすことができる.皮膚組織の経皮的圧力の増加による多孔性の低下と血流障害の関係を調査することは重要である.ウサギ耳介のクリープ変形挙動と皮膚組織内の血流変化を実測した.組織内の血液流動能CSはCS=345.3P-2.68(相関係数R2=0.999)としての多孔性Pの指数関数として示される.組織内血流量は20mm Hg以上の経皮的圧力下で速く低下することが確認された.褥瘡の安全性と生体適合性を高めるためには,皮膚組織に十分な血流を確保することが重要である.
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医療機器学
巻: 84巻 ページ: 9-17
巻: 84 ページ: 9-17
130004696029