生活環境要因などの他に、身体的機能や社会性、ストレス対処能力に関する調査を行った。8年間において、調査対象者約1,200名、平均年齢75.3±12.5歳(平成26年度時点)の身体的機能や社会性の変化はほとんどみられなかった。ストレス対処能力は、一卵性双生児間と二卵性双生児間に有意な差はなく、遺伝的な影響はほとんどないことが分かった。主観的健康観との関連は、64歳未満では、「身体に痛みがない」と「治療を要する疾患がない」ことが、65歳以上では、「手段的日常生活動作機能」「外出機会」「ストレス対処能力」と「身体に痛みがない」ことが関連していた。
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