研究課題
研究活動スタート支援
破骨細胞分化に対するニッチェ形成を行う前骨芽細胞系ネットワークを微細構造学的・組織化学的に明らかにした。研究を遂行するにあたり、乳癌骨転移モデルを用いて検索を行った。骨端部では癌細胞が浸潤している周囲の骨表面にTRAPとALPの陽性細胞が多数認められ、骨破壊部位では破骨細胞と骨芽細胞の活性化を認めた。さらに、今回の研究では不明な点が多くある骨細胞にも着目して解析を行なった。癌細胞が転移した周囲の骨細胞では、骨細胞産生因子であるFGF23およびSOSTの発現の低下を示した。骨転移巣では、骨細胞も影響を受けることが示唆された。
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