研究課題
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われわれは口腔扁平上皮がん(OSCC)細胞株を用い、CDDP耐性株を樹立した後、その解析結果にてOSCCのCDDP耐性におけるアポトーシス阻害タンパクであるcIAP2の重要性を提示した。また、われわれは以前OSCCにおいてcIAP2の発現が5-FU耐性をもたらし、5-FU感受性因子ならびに予後因子となることを報告した。これらのことはcIAP2が多剤耐性の標的因子となる可能性を示している。難治性のOSCC患者においてcIAP2を標的とし、その発現を抑制することにより、化学放射線療法の効果を増強させ、生存率を改善することが可能になるかもしれない。この結果は現在論文として執筆中である。
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Journal of Oral Pathology and Medicine
巻: 43(3) ページ: 350-356
International Journal of Oncology
巻: 44(4) ページ: 1376-1384