研究課題
基盤研究(B)
再帰透過という新たな基礎光学機能を試作を通じて実現し、性能の高い光学素子を実現する方法を探求した。主たる再帰透過性能の定義は、ボケ量、光利用効率であるとし、これらの理論式を構築するとともに、試作片の性能試験を行って理論値と実験値が概ね一致することを確認した。本研究を通じて、「直交ルーバー鏡型」と名付けた光学構造では、他の構造ではボケ量を大きく支配する直交精度がほぼ無関係になることを見出し、これが現時点では最も有望な構造であることを見出した。試作にはナノ加工機を用いた切削を中心とした方法、鏡面をあらかじめ形成し積層し切断する方法を用い、積層法の法が鏡面の乱れが小さく性能がよいことがわかった
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日本バーチャルリアリティ学会大会論文集
巻: 20 ページ: 172-175