研究課題/領域番号 |
25282076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 明治大学 (2017) 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター (2013-2016) |
研究代表者 |
神谷 嘉美 明治大学, 研究・知財戦略機構, 研究推進員(客員研究員) (90445841)
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研究分担者 |
本多 貴之 明治大学, 理工学部, 講師 (40409462)
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研究協力者 |
永井 義隆 明治大学, 大学院・理工学部
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2013年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 漆文化財 / 複層構造 / Py-GC/MS / クロスセクション / 微量分析 / 同時検出 / 総合評価 / 回収方法 / 漆 / 文化財 / 文化財分析 / 輸出漆器 / 蒔絵粉 / 埋め込み樹脂 / 文化財科学 / 材質分析 / 断面 / 製作技術 / 南蛮様式 / 顔料 / 同時分析 / 粉末 / 微量 / 水銀朱 / 硫化ヒ素 |
研究成果の概要 |
複数の情報を1つの剥落片から多角的に得るため、クロスセクションを利用したトータル分析システムの構築を目指し、以下の成果を得た。①Py-GC/MSによって塗料の樹脂成分と一部の鉱物顔料の情報を、1回の測定で同時に検出できる。②取り扱いに苦慮する微細粉末状の試料を回収方法としてヤモリテープの活用を提案。③クロスセクション試料作製時において失われてしまうサンプルを切削し、埋め込み樹脂が混在している状態の粉末試料をヤモリテープで回収してそのまま熱分解に活用できる可能性を指摘。 以上、従来のクロスセクション研究では議論されず「活用しきれなかった文化財試料」の利用拡大へ寄与することが期待される。
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