『写真技術転換期における芸術表現』ー超高解像度画像形成システムの開発と実践ー

• 研究課題/領域番号: 25284037
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 一部基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 芸術一般
• 研究機関: 東京藝術大学
• 研究代表者: 佐藤 時啓 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (20187214)
• 研究分担者: 永井 文仁 東京藝術大学, 美術学部, 助教 (50647154) ; 塚田 史子 東京藝術大学, 美術学部, 助手 (00709785) ; 下村 千成 東京藝術大学, 美術学部, 助手 (60647155) ; 安田 友重(村上友重) (安田 友重 / 村上 友重) 東京藝術大学, 美術学部, その他 (50619799) ; 安田 暁 福山大学, 人間文化学部, 講師 (00640228)
• 連携研究者: 塚田 史子 東京藝術大学, 美術学部, 助手 (00709785)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円); 2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円); 2014年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円); 2013年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
• キーワード: 写真 / 芸術表現 / 美術 / スキャニング / フィルム / メディア芸術 / 写真表現 / 写真技術

研究成果の概要

本研究では、８×10inchを始めとする大型フィルムの圧倒的な情報量を、正確に余すこと無くデジタル化する方法として、二つの異なる方式によって研究開発した。一つはフラットベッドスキャナーを改造し、ガラスの内側に真空吸着させ精密に固定し、光学系において直接読み込むシステムである。一枚のフィルムからデータ量5億pixelの精緻な画像を読み込むことができた。また、さらに最高精度センサーのカメラを用い、縦軸横軸自動駆動方式によって分割撮影し、ソフトウエアで接合する方式を開発した。最大100分割と接合に成功しており、その結果、総pixel数52億と当初の10倍以上の精度と大きさの画像が得られた。