研究課題/領域番号 |
25293294
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 大阪大学 (2018) 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2013-2017) |
研究代表者 |
西村 隆 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (80433655)
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研究分担者 |
巽 英介 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (00216996)
許 俊鋭 東京大学, 医学部附属病院, 研究員 (30153232)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 補助人工心臓 / 心拍同期制御 / Bridge to Recovery / 広範囲心筋梗塞 / 制御 / 心不全 / 右心不全 / von Willebrand factor / 冠動脈外科学 / 心拍同期制御システム |
研究成果の概要 |
定常流型補助人工心臓の心拍同期制御システムを構築して、その広範囲心筋梗塞症例用いた場合の効果と影響について解明した。広範囲心筋梗塞に高頻度に併発する重度僧帽弁逆流に対しては、これを減少させ左心系の減圧が得られることを発見した。また、心拍同期制御によって生じる瞬間的な高回転に伴う血液の損傷について実験を行い、凝固系へ悪影響を及ぼさないことを解明した。さらに、心筋梗塞後虚血部と健常部の間で生じる局所的同期不全を是正して、良好な心拍出を生じうることを証明した。これらの種々の効果によって、広範囲心筋梗塞は補助人工心臓の心拍同期制御によってより効果的に治療できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって明らかにされた定常流ポンプの自己心拍同期制御の広範囲心筋梗塞に及ぼす影響は、今後、極めて死亡率の高い本疾患の死亡率を軽減せしめる可能性を有するのみならず、本疾患に伴う心不全を軽減させて社会復帰にまで導く可能性もある。今回明らかにした効果をより詳細に検討することによって、重症心不全治療戦略全体に影響を与える可能性もある。
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