知覚情報の筆者識別への応用に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25330275
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 知能情報学
• 研究機関: 科学警察研究所
• 研究代表者: 関 陽子 科学警察研究所, 法科学第四部, 部長 (10356157)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 筆跡鑑定 / 注視点解析 / 先行知識 / 目視検査 / 視線計測 / 法科学 / 視覚情報 / 知覚情報 / データべース / データベース / 筆跡データベース / アイトラッキング

研究成果の概要

筆者識別は，一般人も容易に行っていることから，筆跡鑑定の専門性を分析した．
筆跡鑑定専門家８名と一般人20名に，画像を分類する課題と6個の筆跡を似たもの同士に分類する課題を行わせ，課題遂行中の視線の動き，観察時間，注視箇所を比較した．
専門家は，筆跡の観察時間が一般人より有意に長く，注視箇所は多くの箇所を均等に観察していた．以上より，専門家は，多くの情報源を意思決定に用いていることがわかった．

研究成果

• [学会発表] Cognitive Analysis of Forensic Document Examination (2017)
  • 著者名/発表者名: Yoko Seki
  • 学会等名: the 8th Internaitonal Multi-Conference on Complexity, Informatics and Cybernetics
  • 発表場所: オーランド (米国）
  • 年月日: 2017-03-21
  • 国際学会
• [学会発表] 類似画像の分類方略 ―筆者分類課題の注視点解析からの考察－ (2016)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本教育心理学会第58回総会
  • 発表場所: サンポートホール高松(香川県高松市)
  • 年月日: 2016-10-08
• [学会発表] 注視点解析を用いた筆跡分類課題方略の分析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本応用心理学会第83回大会
  • 発表場所: 札幌市立大学(北海道札幌市)
  • 年月日: 2016-09-01
• [学会発表] 視線の先には (2015)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本法科学技術学会第
  • 発表場所: 柏の葉カンファレンスセンター
  • 年月日: 2015-11-12
  • 招待講演
• [学会発表] 筆者識別手法の分析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本応用心理学会第82回大会
  • 発表場所: 東京未来大学
  • 年月日: 2015-09-05
• [学会発表] 筆者識別における筆跡の観察方略 (2015)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本教育心理学会第57回総会
  • 発表場所: 新潟コンベンションセンター
  • 年月日: 2015-08-26
• [学会発表] 同一筆者が書いた異なる文字の部分を組み合わせた場合の筆者識別 (2014)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本教育心理学会第56回総会
  • 発表場所: 神戸国際会議場（兵庫県神戸市）
  • 年月日: 2014-11-07
• [学会発表] 筆跡の局所的な個人特徴による筆者識別 (2014)
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本応用心理学会第81回大会
  • 発表場所: 中京大学（愛知県名古屋市）
  • 年月日: 2014-08-31
• [学会発表] 筆跡の個人特徴の抽出方略
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本教育心理学会第65回総会
  • 発表場所: 法政大学（東京都）
• [学会発表] ペン先位置座標を用いた筆者識別
  • 著者名/発表者名: 関陽子
  • 学会等名: 日本応用心理学会第80回記念大会
  • 発表場所: 駒澤大学（東京都）
• [学会発表] Construction of a Handwriting Database of Japanese Writers
  • 著者名/発表者名: Yoko Seki
  • 学会等名: 66th Annual Scientific Meeting of American Academy of Forensic Sciences
  • 発表場所: ワシントン州会議場（米国・シアトル））