研究課題
基盤研究(C)
本研究では、国際協力による河川の環境管理に必要な要素を、技術と問題意識の両面から考察した。技術面では、汚染物質の拡散を定量的に追跡できるツールの検討を行った。まず、タイのソントー鉱山周辺を対象として、調査を行い、汚染の実態を明らかにした。ついで、産総研の河川モデルAIST-SHANELを適用し、その実効性と問題点を確認した。問題意識の面からは、ソントー鉱山周辺における政府と地域住民の対話集会の記録を分析し、双方の環境認識にずれがあることを示した。これにより、国際版河川管理ツールは、AIST-SHANELを基盤としながらも、認識のギャップを埋めるヒューマンファクターを加味すべきとの結論を得た。
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The Proc. Twenty-Fourth Symp.Geo-Environments and Geo-Technics
巻: 24 ページ: 133-138
International Journal of PIXE.
巻: 印刷中
第23回環境地質学シンポジウム論文集
巻: November 2013 ページ: 99-104