研究課題
基盤研究(C)
女性は閉経により脂質代謝異常症や動脈硬化症を惹起することが知られているが、骨密度の変化との関連は十分に解明されていない。そこでメタボリックシンドロームの症状が明確に出現するJcl/SDTラットで卵巣摘出による閉経後肥満モデル動物を作成し、脂質代謝と骨密度の関連を検討した。その結果、高血糖状態を呈する閉経肥満ラットでは、血清脂質の有意な上昇と骨密度(特に海綿骨)の低下が認められ、低骨代謝回転を呈し、骨の脆弱性に影響を及ぼすが、大豆イソフラボンの投与により、これらは統計的な有意差は認めないものの改善傾向を示すことが明らかとなった。
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