本研究は、話しことばの文法論の構築を目的にして、話しことばに広く観察されるタグの表現を研究したものである。学校文法では構文の付加物として扱われていたタグについて、独自の存在意義を持つものと考え、具体的には、英語のラジオドラマの分析をおこなって、四つの伝統的なタグに応答のタグを加えて、5つのタグ表現について理論的な考察を行った。 英語のspoken languageに観察される様々なタグの形式について、web上で学習できる教材を作成した。また、タグの研究について、研究の成果を広い読者、例えば、高校の英語教師や英語を専攻する学生、を対象に還元できるように、4月に出版された学術書の中に収めた。
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