研究課題/領域番号 |
25370891
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
|
研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
小泉 龍人 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 共同研究員 (80257237)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 実験考古学 / 土器焼成技術 / 元素分析 / 鉱物組成 / 焼成温度 / 彩文顔料 / 都市化 |
研究成果の概要 |
本研究は西アジア銅石器時代(約7~6千年前)の工芸技術の解明を目指した。成果として、銅石器時代中頃(ウバイド期)の彩文土器の顔料は鉄を主体としてカリウム(植物灰)も含むことがわかった。また、後期銅石器時代(ウルク期)の粗製無文土器は低温(約450℃以上)、ウバイド彩文土器は高温(約900℃以上)、ハラフ・ウバイド過渡期の彩文土器や後期銅石器時代の灰色磨研土器は比較的低温帯(約800~900℃)で焼かれていたことを明らかにした。さらに、土器焼成実験により日干しレンガと牛糞藁燃料の組み合せが窯の保温に効果的であることも確かめた。本成果は現代につながる古代の工芸技術の解明に貢献するものと予想される。
|