研究課題/領域番号 |
25380210
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 国際大学 |
研究代表者 |
熊谷 奈緒子 国際大学, 国際関係学研究科, 准教授 (10598668)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本 / ドイツ / 慰安婦 / アジア女性基金 / 「記憶・責任・未来」財団 / 戦後責任 / 道義的償い / 「慰安婦」問題 / 戦後補償 / 「記憶・責任・未来」基金 / 道義的補償 / 戦争責任 |
研究成果の概要 |
本研究はアジア女性基金とドイツの「記憶・責任・未来」財団による道義的償いの異なる結果を分析した。東欧の強制労働者への償いである後者は前者と違い、政府、企業、被害国側から資金、運営面で全面的協力を得た。 構造的要因としてドイツの戦後責任へのより高い国民的統一性も考えうるが、それは独政府、企業の政治的経済的利益に資した諸補償政策に追随し、修正主義論争にも揺れてきた。一方基金の元慰安婦への償いは前例がなく、実際的利益に乏しく、さらに慰安婦問題の家父長的性質が加害者被害者双方にもたらす不名誉が基金への反発を強めた。道義的償いの成否は、戦後責任の国民的統一性、補償対象の性質と政治的経済的考慮に影響される。
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