研究課題/領域番号 |
25380924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 福井大学 (2017-2018) 名古屋大学 (2013-2016) |
研究代表者 |
鈴木 太 福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (30542683)
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研究分担者 |
宇野 洋太 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (40539681)
森川 真子 名古屋大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (60783305)
岡田 俊 名古屋大学, 医学部附属病院, 准教授 (80335249)
野邑 健二 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 特任教授 (50345899)
金子 一史 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 教授 (80345876)
本城 秀次 名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 名誉教授 (90181544)
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研究協力者 |
牧野 拓也
上村 拓
永田 利彦
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | うつ病 / 抑うつ障害 / 青年 / 小児 / 対人関係療法 / 不登校 / 抑うつ / 自傷行為 / 心的外傷 / 精神療法 / 社会的機能 |
研究成果の概要 |
青年期うつ病に関する臨床ガイドラインを作成するために、青年期うつ病のための対人関係療法のマニュアルを作成し、青年を対象として有効性を検証し、青年期うつ病に併存しやすい精神病理について9つの総説をまとめた。 対人関係療法を12週間受けた6例の青年で、ハミルトンうつ病評価尺度のメランコリア下位尺度、個人的社会的機能遂行尺度が評価された。中等度の抑うつを伴っていた2例の青年はいずれも反応して、症候学的・機能的に寛解した。重症の抑うつを伴っていた青年4例のうち、2例が反応した。対人関係療法は軽症または中等症の抑うつを伴う青年には有望かもしれない。有効性と安全性を検証するさらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青年期うつ病はさまざまな併存症を伴い、重症度もさまざまである。本研究では、うつ病の併存症を診断するための尺度であるK-SADS-PLを部分的に翻訳し、HAM-D6による抑うつ症状の評価、PSPによる社会的機能の評価によって、青年期うつ病の重症度が抑うつ症状の反応率、抑うつ症状の寛解率、社会的機能の改善にどの程度影響するか示唆を得た。 青年が軽症から中等症の抑うつ症状、不登校などの社会的機能障害を伴っているとき、対人関係療法は選択肢となりうる。地域の臨床家が抑うつ症状の重症度をアセスメントに組み込むことは、その時点で適切な介入を判断するための指標になるかもしれない。
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