研究課題
基盤研究(C)
多重対数関数(polylogarithm)のみたす反転公式が,これを特徴づける加法的かつ再帰的なリーマン・ヒルベルト問題に他ならないことを示し,これを論文に纏めて発表した.この結果は,multiple polylogarithm(MPLと略す)に拡張できる.MPLのみたす反転公式から,これを特徴づける加法的かつ再帰的なリーマン・ヒルベルト問題が得られるが,これは一意可解であり,さらに,1変数KZ方程式の基本解を特徴づける乗法的なリーマン・ヒルベルト問題と同値であることが分る.これらの成果をまとめた論文を現在,専門誌に投稿中である.また,モノドロミー保存変形との関連性も追及し,学会発表をした.
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Symmetries,Integrable Systems and Representations ed.by K. Iohara et al., Springer Proceedings in Mathematics & Statistics
巻: 40 ページ: 491-496