研究課題
基盤研究(C)
Sr2RuO4は多くの実験結果より,内部自由度を持つスピン三重項2次元超伝導体(転移温度 1.5 K)であると考えられている.しかし,一見スピン三重項超伝導と矛盾する結果も得られており,この異常現象の起源は未だ明らかではない.この問題を解決するため,微小試料サイズで高精度の磁化測定を行う目的で,超高精度磁力計の開発・立ち上げを行い,1.5 K以下まで冷却できるように改良した無冷媒冷凍機に取り付け測定を行った.立ち上げた磁力計は,現時点では,ノイズが多いため,精密な磁化を測定できる段階ではない.一方,磁気トルク測定から,Sr2RuO4は上部臨界磁場で常伝導状態に1次転移していることがわかった.
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