研究課題
基盤研究(C)
ルビジウム87ボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)中に渦度4量子渦を生成し,その崩壊ダイナミクスのBEC原子密度依存性を調べた。渦度4量子渦は位相幾何学的方法で生成した。BEC原子密度は光ポテンシャルを用いて制御した。渦度4量子渦が崩壊して発生する4つの渦度1量子渦の直線配列および三角形配列を観測した。三角形配列は直線配列した数の3%程度の発生確率であったが,今回初めて観測に成功した。また,BEC原子密度制御によって渦度4量子渦の寿命延長に成功した。さらに,今まで観測されていない高原子密度領域での渦度4量子渦崩壊ダイナミクスを系統的に調査し,理論予想と一致する結果を得た。
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Journal of the Physical Society of Japan
巻: 85 号: 5 ページ: 054401-054401
10.7566/jpsj.85.054401
40020820716
http://www.quant-ph.cst.nihon-u.ac.jp/~kuwamoto/