研究課題
基盤研究(C)
近年,外科手術,特に脊椎外科手術の分野では,骨組織切除時の発熱による神経侵害,それによる後遺症麻痺が大きな問題となっている.これを解決するために冷却を目的とした生理食塩水の供給法に関する技術開発が様々に行われているが,手術視野が狭くなるなどの致命的ともいえる実用上の問題がある.そこで本研究ではこうした現状を打破するために,骨切除用の研削工具(通称,ダイヤモンドバー)に着目し,その工具表面に酸化チタンを極めて小さな凹凸になるようにコーティングすることで,骨切除時に発生する加工熱を抑制することに成功した.
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Annals of the CIRP
巻: 63 ページ: 305-308