研究課題
基盤研究(C)
本研究ではショウジョウバエの脳のオス化に中心的役割を果たす転写因子Fruに関し以下の事実を明らかにした。(1)Fruは軸索投射因子robo1遺伝子プロモーターに直接結合しrobo1発現を抑制する。(2)Robo1は脳の性的二型を示すmALニューロンのオス特異的な神経突起の形成を抑制する。(3)Fru結合配列を欠くrobo1変異体オスではmALニューロンを構成する単一ニューロンの多くでオス特異的な神経突起が消失し、さらに変異体オスはメスに求愛する際左右の翅を交互に振り続ける異常行動を示した。本研究によりFruが標的遺伝子の発現を調節しオスの性行動を制御するメカニズムの一端が初めて明らかになった。
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http://www.biology.tohoku.ac.jp/lab-www/yamamoto_lab/index.html