研究課題
基盤研究(C)
低温応答性シグナルであるSIRPαの脳機能調節機構を研究する目的でSIRPαマウスがリポポリサッカライド(LPS)投与により低体温が強く誘導される原因を探った。SIRPα KOマウスはLPS腹腔内投与により脳内の炎症性サイトカイン、特にIL-1β遺伝子の発現が野生型マウスに比べて有意に誘導され、それはミクログリア由来のサイトカインであると考えられた。脳におけるSIRPαの機能は、ミクログリアのLPSに対する反応を抑制的に制御することで、炎症時の恒温性維持に関与していると考えられた。
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Clinical Neuroscience
巻: 33 ページ: 1350-1353
Mol. Cell. Biol.
巻: 35 号: 9 ページ: 1557-1572
10.1128/mcb.01339-14