研究課題
基盤研究(C)
培養困難な感染症の診断法開発をめざして、グラム染色、培養法に加えて菌体成分をスライド標本からレーザーマイクロダイセクション (LMD) 法を用いて細菌あるいは真菌の16sリボゾーマルRNA(16SrRNA)遺伝子を増幅することを試みたところ、大腸菌約100菌体までは安定して検出することはできた。しかしながらPCR効率を上げるとコンタミネーションが見られたため、方法の見直しに加え、病原微生物特異的PCRも試みた。後者では、大腸菌では、特異PCRが16SrRNA遺伝子増幅よりも感度が高く有望と思われた。今後、動物実験を経て方法を改善し、ヒト臨床サンプルからの検出に取り組みたい。
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日本臨床化学会九州支部会誌
巻: 63 ページ: 9-15
J. Clin. Microbiol.
巻: 52 号: 1 ページ: 95-102
10.1128/jcm.01798-13