研究課題/領域番号 |
25460701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
木村 聡 昭和大学, 医学部, 教授 (30255765)
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研究協力者 |
ググリウチ アレハンドロ カリフォルニア州トウロ大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 慢性呼吸不全 / 低酸素血症 / 虚血変性アルブミン / 比色法 / 血中マーカー / 長期マーカー / 脳血管障害 / 在宅酸素療法 / 組織虚血 / 血液ガス / Paraoxonase 1 / 慢性閉塞性肺疾患 / IMA / PON1 / sRAGE |
研究成果の概要 |
呼吸不全の評価には、血液ガス(PaO2)や酸素飽和度(SaO2)が用いられるが、これらは「その瞬間」に限られた酸素濃度を示すに過ぎない。慢性呼吸不全患者では、過去一定期間を遡った呼吸不全状態マーカーが求められている。 本研究では、Ischemia Modified Albumin (IMA)を候補と考えた。IMAは虚血状態においてN末端アミノ酸8個に非可逆的変性をきたしたアルブミンである。アルブミンの血中半減期は約1週間であるため、血糖値とグリコアルブミンの関係の如く、IMAが過去1週間の低酸素状態の指標に使える可能性がある。米国Touro大学と共同研究の結果、仮説が正しい可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管支喘息など慢性的な呼吸不全患者において、予期せぬ突然の容態急変はよく遭遇する現象である。自宅や外出中に起きた発作の重症度を反映する「長期低酸素血症のマーカー」はいまだ確立されておらず、外来患者に対し迅速かつ安価に測定できるマーカーが求められてきた。我々の検査法は、「比色法」という非常に簡単な原理で実施できるため、将来は自動分析機に搭載し緊急検査にも応用できる。今後は実際に多くの症例の検討を行い、慢性呼吸不全患者のQOL向上に貢献したい
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