研究課題
基盤研究(C)
PIポリアミドは新規遺伝子発現制御技術であるが、本研究ではSar1bを抑制するPIポリアミドを高中性脂肪血症や肥満症の治療薬として開発した。ヒトおよびラットSar1bプロモーターに結合するPIポリアミドをそれぞれ2つづつデザイン合成し、ターゲット配列への結合を確認した。次いで培養小腸上皮細胞にPIポリアミドを添加しSar1b mRNA発現を抑制することを確認した。さらにラットにPIポリアミドを隔日で2週間経口投与し、小腸のSar1b発現減少、体重増加の抑制作用を確認した。Sar1b抑制PIポリアミドは経口投与により肥満、脂質異常症を治療する新しい薬物として有用であると考えられる。
すべて 2015
すべて 学会発表 (2件)