研究課題/領域番号 |
25461790
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
熊野 宏昭 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (90280875)
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研究分担者 |
野田 隆政 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 精神科, 医長 (50446572)
今井 正司 名古屋学芸大, ヒューマンケア学部, 准教授 (50580635)
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連携研究者 |
守口 善也 ルンドベックジャパン, 開発本部メディカルアフェアーズ部, 部長
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研究協力者 |
西 優子
富田 望
川島 一朔
佐々木 彩
臼井 香
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 注意訓練 / うつ病患者 / ネガティブな反芻 / 特性不安 / 両耳分離聴課題 / 左右背外側前頭前野 / 右中側頭回 / 健常被験者 / 背外側前頭前野 / 下前頭前野 / ランダム化比較試験 / 反すう思考 / 右前頭極 |
研究成果の概要 |
大うつ病に対する注意訓練法(ATT)の有効性を検討するために、10名の大うつ病患者を対象に7週間にわたるATTを実施し、その効果を心理・行動・脳機能指標で明らかにした。その結果、介入前後でネガティブな反芻、特性不安が低減し、分割的注意が向上することが示され、抑うつ症状が低減し、距離を置いた注意深さ(DM)が促進される傾向が認められた。そして、各変数の変化量同士の相関パターンより、分割的注意が向上することでDMが高まり、抑うつが低減することが示唆された。また、介入前後の注意制御機能の向上は、左背外側前頭前野(DLPFC)、右DLPFC、右中側頭回の脳血流の増加と関連していることが示された。
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