研究課題/領域番号 |
25461881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
井戸口 孝二 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (10278202)
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研究分担者 |
山口 雅人 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (10457096)
祖父江 慶太郎 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (90622027)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 肝後面下大静脈損傷 / 血管内治療 / ダメージコントロール |
研究成果の概要 |
外傷性肝後面下大静脈損傷に対する新しい血管内治療法の開発を目的として、本研究を行った。まず最初に、ブタを用いて新しいバルーンカテーテルの開発実験を行ったが、有効な下大静脈灌流が得られず、形状の変更を余儀なくされた。第二段階として、これまでに報告のないブタ肝後面下大静脈損傷モデルの作成に成功した。 引き続き、同損傷モデルに対して血管内治療による止血が可能か否かを検証したところ、ステントグラフトによる止血効果を確認し得た。そこで、ステントグラフトと同等の止血効果を有し、かつ抜去可能な新しいデバイスの開発を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、肝損傷のなかでもとりわけ致死率が高率である肝後面下大静脈損傷のブタモデルの作成に成功し、これを用いて新しい止血デバイスの開発に至った。実臨床への応用にはさらなるデバイスの改良を要するが、重症肝損傷の救命率向上に向けた一助となる可能性が示唆された。
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