研究課題/領域番号 |
25462008
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
|
研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
尾上 隆司 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部), その他部局等, その他 (90549809)
|
連携研究者 |
大段 秀樹 国立大学法人 広島大学, 大学院医歯薬保健学研究院 消化器・移植外科学, 教授 (10363061)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 腫瘍免疫 / 免疫逃避 / 内皮細胞 / 微小環境 / クロストーク |
研究成果の概要 |
本研究では癌微小環境における免疫逃避機構において,特に腫瘍血管内皮細胞の免疫学的側面に注目し解析を行った。B16メラノーマ細胞を用いた担癌マウスモデルにおいて腫瘍内皮細胞は用量依存性にT細胞増殖を抑制した。さらに腫瘍-内皮細胞連続培養では,内皮細胞の免疫抑制能獲得には癌からのHMGB1が関与すること,内皮細胞が分泌するエキソソームが免疫抑制能を持つことが明らかとなった。さらに抗HMGB1抗体の局所投与により抗腫瘍効果が得られた。これらの結果は,腫瘍内皮細胞が癌とのクロストークにより免疫抑制能を獲得し免疫逃避機構に寄与すること,クロストークの遮断が有望な癌治療戦略となりうることを示唆する。
|