研究課題
基盤研究(C)
肝細胞癌においてTAZの発現抑制により細胞増殖能が低下、Aktのリン酸化が抑制、強制発現によりAktのリン酸化が促進された。抗がん剤5FU投与下でTAZを発現抑制すると化学療法抵抗性は増大しYAPが発現誘導されていた。この増大した化学療法抵抗性はTAZ/YAPの発現抑制によって改善したため、TAZは肝細胞癌の増殖や予後不良に関与しているが、TAZとYAPは相補的な関係を有し、肝細胞癌の治療戦略においてはTAZ/YAP共に治療標的にすべきと考えた。一方、TAZの抑制及び強制発現下におけるTGF-β-Smadシグナル変化に関しては明確な変化を認められず、クロストーク存在の可能性は低いと考える。
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