研究課題
基盤研究(C)
マウスへの発癌物質の飲水投与による化学発癌実験を行ったところ、ヒトにおける病変と同様の前癌病変および扁平上皮癌が口腔と食道粘膜に誘発された。次に、上皮細胞のみでNotch1遺伝子を欠損したノックアウトマウスを作成した。このマウスは体毛の斑状の欠損と、毛の形成の不全および毛嚢の過形成を示した。さらにこのマウスを用いて化学発癌実験を行うと、野生型マウスに比較して食道癌の易誘発性を呈した。以上より、Notch1が腫瘍抑制遺伝子として口腔と食道癌発生に重要な役割を果たす可能性が示された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
Biochem Biophys Res Commun
巻: 469(3) 号: 3 ページ: 761-767
10.1016/j.bbrc.2015.12.006