研究課題
基盤研究(C)
本研究では,骨再生が困難な垂直方向への骨再生を効果的に行うために重要な血管新生を誘導・制御することを着目し,以下の検討を行った。まず,FGF-2をラット内側性骨欠損に作用し,新生血管を誘導しマイクロCTで観察した。その結果,FGF-2は早期に血管新生を促進させ骨再生を誘導した。つぎに,ラットGBAモデルを用いて垂直方向の骨再生時の血管新生を観察したところ,血管新生は,脳動脈から分岐し骨髄穿通部に達し,そこから骨外向に分布領域が拡大していった。さらに,PDGFの垂直方向の骨再生について検討したところ,PDGFはラットに対する垂直方向の骨再生に効果的であることが示された。
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