研究課題
挑戦的萌芽研究
経済活動のグローバリゼーション化に伴い増加しているシフトワークは、生活習慣病の高リスクファクターであり、大きな社会問題となっている。しかし、シフトワークが示す慢性時差は、未だその分子機構は全く解明されていない。今回我々は、バソプレッシンV1a、V1bの両受容体を欠損したマウスが完全に時差が消失することを発見し、中枢時計である視交叉上核におけるバソプレッシンーV1a、V1b受容体の神経連絡が時差に重要な役割を果たすことを明らかにした。つづいて、シフトワークのモデルにて、行動リズムを計測したところ、時差消失マウス は瞬時に再同調したが、通常のマウスは再同調できず常に明暗リズムとは乖離していた。
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Science
巻: 342 ページ: 85-90
Cell
巻: 155 ページ: 793-806
巻: 342 号: 6154 ページ: 85-90
10.1126/science.1238599
巻: 155 号: 4 ページ: 793-806
10.1016/j.cell.2013.10.026