研究課題/領域番号 |
25580182
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
宮本 勝 中央大学, 総合政策学部, 教授 (40110085)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 法人類学 / マレーシア / サバ / 原住民裁判所 / 紛争処理 / 固有法 / 法文化 / イスラーム教徒 / サバ州 |
研究成果の概要 |
本研究は、マレーシアのサバ州(旧北ボルネオ)における原住民裁判所と法文化の現地調査をつうじて実施した。その結果、原住民裁判所は、統治期のイギリスにとってはサバ諸民族の分割統治のための装置であったが、一般住民にとっては、固有法(慣習法)の主体的運用による「原住のサバ人」としての民族的独自性保持という戦略のための装置となってきており、固有法の根底に潜むアニミズム(精霊信仰)的な世界観が彼らの戦略の原動力となった、ということが明らかになった。
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