研究課題/領域番号 |
25600067
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
永沼 博 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (60434023)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | BiFeO3 / マルチフェロイクス / BiCoO3 / 極薄膜 / マルチフェロイックス / エピタキシャル / 電気磁気効果 / 巨大自発分極 / ペロブスカイト |
研究成果の概要 |
BiFeO3およびBi(Fe,Co)O3を数nmまで極薄化しても非対称構造が保たれており、巨大な自発分極を観測することに成功した。これは、成長下地となっているSrTiO3基板によるエピタキシャル応力が原因であると考えられる。また、元素選択XMCD測定からBiFeO3とCoFeの界面で磁化が増大していることが示唆された。これは、BiFeO3中のFeのキャンと角度の増大もしくはBiFeO3の高い自発分極により界面に形成した電荷がCoFeのバンド構造を変調したことなどが考えられる。本成果はBiFe(Co)O3の極薄膜を障壁材料とした巨大電気・磁気抵抗効果の発現が期待できることを示唆した。
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