研究課題/領域番号 |
25610146
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地質学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山本 正伸 北海道大学, 地球環境科学研究科(研究院), 准教授 (60332475)
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研究分担者 |
関 宰 北海道大学, 低温科学研究所, 准教授 (30374648)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | セルロース / 酸素同位体 / 降水 / 泥炭 / 気候変動 / 完新世 |
研究成果の概要 |
泥炭中に残されている植物遺骸のセルロースの酸素同位体比を分析することにより,降水の酸素同位体比に関する情報を得る手法を確立した.植物遺骸を8種類前後に形態別に分け,それぞれについてリグニン分解を行い,セルロースを精製し,その酸素同位体比を測定した.ミズゴケの酸素同位体比は3000年前から2000年前にかけて負方向にシフトし,降水酸素同位体比が軽くなったことが示唆された.植物片とミズゴケの酸素同位体比の差は,2000年前でもっとも大きく,相対湿度が低かったことが示唆された.これらの結果は花粉組成から推測される環境変化と調和的であった.
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