研究課題/領域番号 |
25620009
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
関場 大一郎 筑波大学, 数理物質系, 講師 (20396807)
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研究分担者 |
原田 慈久 東京大学, 物性研究所, 准教授 (70333317)
松尾 元彰 東北大学, 金属材料研究所, 講師 (20509038)
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連携研究者 |
福谷 克之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10228900)
折茂 慎一 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (40284129)
館山 佳尚 物質・材料研究機構, MANA独立研究者 (70354149)
袖山 慶太郎 物質・材料研究機構, NIMSポスドク研究員 (40386610)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 水素 / 断熱近似 / 軟X線発光分光 / 軟X線ラマン散乱 / 第一原理計算 / 非断熱効果 / 電子状態 / 発光分光 |
研究成果の概要 |
Mg2FeH6とMg2FeD6の電子状態を放射光を用いて比較研究を行った。Fe2p電子をフェルミ面直上の空状態に共鳴励起し、X線の非弾性散乱成分を観察した。ddギャップに相当する2.6eVの電子ラマン散乱の他に、100meV程度の振動ラマン散乱を観察できた。振動ラマン散乱はFe-HまたはFe-Dの対称伸縮モードが主成分であり、それは√2倍の同位体効果から支持される。振動ラマン散乱はフィッティングにより第2励起状態まで同定することができた。この系で電子とフォノンの結合が非常に強いことを示唆している。電子ラマンにも大きな同位体効果が観察できたが、その帰属にはさらなる研究が必要である。
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