研究成果の概要 |
二つの抗体結合タンパク質Protein A D domain (PA)とProtein G C1 (PG)を異なる長さのリンカー(DDAKK)nで結合した新規抗体結合タンパク質PAxnPG (n=0,2,4,6)を作製し,FabとFcそれぞれに対する結合能をBiolayer Interferometry法に基づくバイオセンサーを用いて評価した。この結果求められた平衡結合定数は,Fabではn=4, Fcではn=6で最大となり,これらはそれぞれの二つの結合部位間距離に対応すると考えられた。また得られた結合能は,PA, PG単独よりも数十倍高いものであり,抗体検出試薬としての有用性も示された。
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