研究成果の概要 |
パルス幅0.1ミリ秒の微弱電流の受容機構を解明するにあたり, 電流がphysical stress として受容されることを想定し, 生体における物理的刺激受容体 Transient receptor potential (TRP) チャネルファミリーに着目した. 本研究は, パルス幅0.1ミリ秒の微弱電流は TRPM7 に受容・認識され, 特に kinase domain の機能によってその効果を発揮していることを示した. さらに、線虫を用いた個体レベルでの解析を目指したパルス幅0.1ミリ秒の微弱電流が生体防御作用およびそのメカニズムも明らかにした。
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