研究課題/領域番号 |
25670289
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疼痛学
|
研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
古江 秀昌 生理学研究所, 生体情報研究系, 准教授 (20304884)
|
研究分担者 |
関 和彦 独立行政法人国立精神, 神経医療研究センター・神経研究所, 部長 (00226630)
|
研究協力者 |
井本 敬二 生理学研究所, 所長 (00176512)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 鎮痛 / 疼痛 / シナプス / in vivo パッチクランプ / GABA / 青斑核 / 脊髄 / in vivoパッチクランプ / 神経生理 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
霊長類における疼痛発現機構の詳細。特に齧歯類で報告されている脊髄GABA抑制性シナプスや下行性抑制系に着目し、霊長類における抑制系の実態を明確にした。In vivoパッチクランプ法などによる解析から、脊髄後角表層において機械的刺激にともなう興奮性シナプス応答や活動電位が観察され、これらの細胞がカプサイシン感受性のシナプス入力を密に受けることが示された。また、触刺激に伴う脊髄抑制系の実態を捉えることに成功し、霊長類においてもGABAを介した抑制機構を明らかにした。得られた成果や解析法は、新規治療法の開発や鎮痛薬の薬効評価に極めて有用であり、今後の臨床研究に寄与するなど成果を広く社会に還元できる。
|