センサベース行動パターン解析に基づく生活機能スコアの統計的予測

• 研究課題/領域番号: 25700026
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 一部基金
• 研究分野: 知能ロボティクス
• 研究機関: 東京工業大学 (2016-2017); 東京大学 (2013-2015)
• 研究代表者: 下坂 正倫 東京工業大学, 情報理工学院, 准教授 (40431796)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円); 2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2015年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2014年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円); 2013年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
• キーワード: 実世界情報処理 / 行動センシング / 統計的行動情報処理 / 機械学習 / センサシステム / 屋内測位 / ヘルスケア

研究成果の概要

高齢期の健康維持には，自立生活に必要な能力「生活機能」の定量的把握と，機能低下の早期発見が必要である．現状，生活機能はアンケートを用いた調査により得られるが，適切なタイミングで調査が行われているとは言いがたい．一方，生活行動をモニタリングすることで，当事者にとって予期せぬ生活機能の低下を事前に検出しようという期待が高まりつつある．本研究課題では，日常行動パターンと生活機能との関連性の解明に貢献しうる技術として，IoT技術を活用し定量的な行動データを収集するIT基盤技術の実現と，その技術を用いた高齢者を被験者とする実フィールド調査の実施，また，詳細行動データに対する統計的分析手法の開発を行った．

研究成果

• [雑誌論文] Early Destination Prediction with Spatio-temporal User Behavior Patterns (2018)
  • 著者名/発表者名: Imai Ryo、Tsubouchi Kota、Konishi Tatsuya、Shimosaka Masamichi
  • 雑誌名: Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies 巻: 1 号: 4 ページ: 1-19
  • DOI: 10.1145/3161197
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Robust Indoor Localization across Smartphone Models with Ellipsoid Features from Multiple RSSIs (2017)
  • 著者名/発表者名: Sugasaki Masato、Shimosaka Masamichi
  • 雑誌名: Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies 巻: 1 号: 3 ページ: 1-16
  • DOI: 10.1145/3130968
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] ZigBee based wireless indoor localization with sensor placement optimization towards practica! home sensing (2016)
  • 著者名/発表者名: Masamichi Shimosaka, Osamu Saisho, Takuya Sunakawa, Hidenori Koyasu, Keisuke Maeda, and Ryoma Kawajiri
  • 雑誌名: Advanced Robotics 巻: 30 号: 5 ページ: 315-325
  • DOI: 10.1080/01691864.2015.1132636
  • 査読あり
• [雑誌論文] 人間行動センシングデータに基づく生活リズム解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 下坂正倫
  • 雑誌名: 計測と制御 巻: 53 ページ: 611-616
  • NAID: 130005626629
• [学会発表] Early Destination Prediction with Spatio-temporal User Behavior Patterns (2018)
  • 著者名/発表者名: Imai Ryo、Tsubouchi Kota、Konishi Tatsuya、Shimosaka Masamichi
  • 学会等名: The 2018 ACM international joint conference on pervasive and ubiquitous computing (ubicomp 2018)（登壇決定）
  • 国際学会
• [学会発表] Robust Indoor Localization across Smartphone Models with Ellipsoid Features from Multiple RSSIs (2017)
  • 著者名/発表者名: Sugasaki Masato、Shimosaka Masamichi
  • 学会等名: The 2017 ACM international joint conference on pervasive and ubiquitous computing (ubicomp 2017)
  • 国際学会
• [学会発表] Efficient Calibration for RSSI-based Indoor Localization by Bayesian Experimental Design on Multi-task Classification (2016)
  • 著者名/発表者名: Masamichi Shimosaka, Osamu Saisho
  • 学会等名: 2016 ACM International Joint Conference on Pervasive and Ubiquitous Computing (UbiComp2016)
  • 発表場所: Heidelberg, Germany
  • 年月日: 2016-09-12
  • 国際学会
• [学会発表] スマートウォッチ端末と電力センサを用いた複数居住者屋内行動認識 (2016)
  • 著者名/発表者名: 下坂 正倫, 渡辺 康平, 税所 修, 秋元 啓, 小西 達也, 築地 毅
  • 学会等名: 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2016
  • 発表場所: 神奈川県横浜市
  • 年月日: 2016-06-09
• [学会発表] 空間構造正則化と多タスク回帰に基づく赤外線センサアレイ人密度分布推定 (2014)
  • 著者名/発表者名: 下坂 正倫, 子安 秀昇, 税所 修, 川尻 亮真
  • 学会等名: 第15回公益社団法人計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会論文集
  • 発表場所: 東京ビッグサイト, 江東区, 東京都
  • 年月日: 2014-12-15 – 2014-12-17
• [学会発表] 低ランク双線形モデルによる活動イベント発生密度推定 (2014)
  • 著者名/発表者名: 前田 啓輔, 下坂 正倫, 坪内 孝太
  • 学会等名: 電子情報通信学会 技術研究報告（IBISML2014-84）
  • 発表場所: 名古屋大学 豊田講堂, 名古屋市, 愛知県
  • 年月日: 2014-11-16 – 2014-11-18
• [学会発表] Steered Crowdsensing: Incentive Design Towards Quality-oriented Place-centric Crowdsensing (2014)
  • 著者名/発表者名: Ryoma Kawajiri, Masamichi Shimosaka, and Hisashi Kashima.
  • 学会等名: Proceedings of the 2014 ACM International Joint Conference on Pervasive and Ubiquitous Computing (UbiComp 2014)
  • 発表場所: Motif Hotel, Seattle, Washington, USA
  • 年月日: 2014-09-15 – 2014-09-17
• [学会発表] 少数ZigBee端末の受信電波強度情報を用いた住居内人位置推定 (2014)
  • 著者名/発表者名: 下坂 正倫, 税所 修, 砂川 拓哉, 子安 秀昇, 前田 啓輔, 川尻 亮真
  • 学会等名: 第32回 日本ロボット学会学術講演会
  • 発表場所: 九州産業大学, 福岡市, 福岡県
  • 年月日: 2014-09-04 – 2014-09-06
• [学会発表] 赤外線センサアレイを用いた線形回帰に基づく屋内人数分布 推定システムの研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 下坂正倫, 子安秀昇, 荻原正紀, 砂川拓哉, 小田嶋成幸, 福井類, 佐藤知正
  • 学会等名: 第１４回計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術講演会
  • 発表場所: 兵庫県神戸市，神戸国際会議場
• [学会発表] 薄型・安価な圧力分布センサ実現のための高分解能な感圧スイッチアレイ構造の試作 (2013)
  • 著者名/発表者名: 下坂正倫, 砂川拓哉, 福井類
  • 学会等名: 第１４回計測自動制御学会システムインテグレーション部門学術講演会
  • 発表場所: 兵庫県神戸市，神戸国際会議場
• [学会発表] 時系列データの変化点検出と分節区間の共有によるノンパラメトリック人体運動モデリング (2013)
  • 著者名/発表者名: 下坂正倫, 守谷祐一, 福井類, 佐藤知正
  • 学会等名: 計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会2013
  • 発表場所: 滋賀県大津市，ピアザ淡海