研究課題/領域番号 |
25770114
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2015) 放送大学 (2013-2014) |
研究代表者 |
井口 篤 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (80647983)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ラテン語宗教文学 / 母語翻訳 / 中世後期ヨーロッパの宗教文化 / ラテン語宗教散文 / 俗語翻訳 / 中世ラテン語宗教文学 / 中世イングランド宗教文学 / 翻訳研究 / 比較文学 / 文献学 / ラテン語の宗教的議論の母語での展開 / Stimulus Amoris / ラテン語文化と俗語文化 / 翻訳 / 検閲 / 15世紀イングランド文学 / トマス・アランデル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1300年頃書かれたラテン語宗教作品『愛の疼き』を校訂することであった。中英語の翻訳作品と比較する際の基本テクストを得るためである。このために、14世紀の終わり頃にイングランドで流通していた7つのラテン語写本を比較してきた。 イングランドで行った二度の調査旅行により、多くのデータを得ることができた。しかし、ラテン語写本と中英語翻訳を詳細に比較するうちに、中英語翻訳は7つのラテン語写本のどれからも翻訳されなかったかもしれない可能性が出現した。 このため、本研究は成功したとは言い難いが、これまでの調査により、大陸ヨーロッパで書かれたラテン語写本にも目を向ける必要性が明らかになった。
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