近世西海地域における〈境界勢力〉の実態研究

• 研究課題/領域番号: 25770236
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 日本史
• 研究機関: 茨城大学
• 研究代表者: 添田 仁 茨城大学, 人文学部, 准教授 (60533586)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2017-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2016年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 境界勢力 / 密貿易 / 私貿易 / 漂着 / 長崎 / 地役人 / 居留地 / 神戸 / 天草

研究成果の概要

「鎖国」や「海禁」といった用語で説明されるような徳川幕府による対外的規制を骨抜きにしていた境界領域の人々（境界勢力）の行動様式に着目し、彼らが構築していた政治社会と国家権力との関係性を分析することで、境界領域からの視点で近世の国際関係をめぐる国家史的理解を再構成し、前近代の東アジア海域におけるトランスナショナルな交流・接触のあり方の歴史的特質について解明した。
とりわけ、密貿易（抜荷）の具体像と、その担い手の行動様式の分析に重点を置き、彼らの視点から「鎖国」貿易体制が機能不全に陥った歴史的過程を解明することができた。

研究成果

• [雑誌論文] 幕末長崎居留地の異国人雇い人足について－部屋附・茶製所日雇・ぽん引き・通船水夫－ (2017)
  • 著者名/発表者名: 添田仁
  • 雑誌名: 長崎歴史文化博物館研究紀要 巻: 11 ページ: 1-19
  • NAID: 40021219446
  • 謝辞記載あり
• [学会発表] 地域の「宝」を救い出す－南画家・猪瀬東寧－ (2016)
  • 著者名/発表者名: 添田仁
  • 学会等名: 関東・東北豪雨水害調査報告会
  • 発表場所: 常総市役所
  • 年月日: 2016-03-25
• [学会発表] 幕末の生野銀山を襲った自然災害 (2016)
  • 著者名/発表者名: 添田仁
  • 学会等名: 生野銀山 石川家文書の魅力を語る会
  • 発表場所: 生野マインホール
  • 年月日: 2016-03-01
  • 招待講演
• [学会発表] 石川魚連の石炭採掘 (2015)
  • 著者名/発表者名: 添田仁
  • 学会等名: 生野銀山 石川家文書の魅力を語る会
  • 発表場所: 生野マインホール
  • 年月日: 2015-03-26
• [図書] 徳川幕府全代官人名辞典 (2015)
  • 著者名/発表者名: 村上直・和泉清司・佐藤孝之・西沢淳男
  • 出版者: 東京堂出版
• [図書] 長崎 東西文化交渉史の舞台－明・清時代の長崎／支配の構図と文化の諸相－ (2013)
  • 著者名/発表者名: 若木太一,徐興慶,荒木龍太郎,劉序楓,原田博二,井上敏幸,錦織亮介,髙山百合子,中尾友香梨,植松有希,松尾晋一,安高啓明,藪田貫,添田仁,中島貴奈,いしゐのぞむ,川平敏文,高橋昌彦,越中哲也,静永健,以下省略
  • 総ページ数: 503
  • 出版者: 勉誠出版
• [備考] 茨城大学人文学部ホームページ
  • URL: http://info.ibaraki.ac.jp/Profiles/25/0002474/profile.html
• [備考] research map
  • URL: http://researchmap.jp/read0143511/
• [備考] 茨城大学人文学部ホームページ
  • URL: http://info.ibaraki.ac.jp/Profiles/25/0002474/profile.html
• [備考] research map
  • URL: http://researchmap.jp/read0143511/